So-net無料ブログ作成
検索選択

第一回ARGフォーラム、行ってきました [図書館]

2009年8月17日、学術総合センターで開催されたイベントに出かけました。

第一回ARGフォーラム
http://sites.google.com/site/argforumsite/


タイトルは「この先にある本のかたち―我々が描く本の未来のビジョン
スキーム―」です。
…むむ、スキームって何だっけ?電子辞書によると、「案・図式・計画」だそうです。
タイトルの意味さえあやふやなわたくしですが、でも、とても面白かったですよ!


Googleの問題が浮上したとき、著者の団体は様々に反応して態度表明しましたが、
出版社からは特に声明など聞かなかったように思います。
本を作るのには著者だけでなく編集者や出版社が多く関わっている(と思っているのですが、
そうでもないのか?)のだから、何を考えているのか知りたいと思ってました。
図書館の人も大きな声を出しませんが、出版の人も静か過ぎてなんかよく分からない。

そんなもやっとした感じが解消されるかなという期待と、本というコンテンツがないと
存在が成り立たない図書館が、これからどうなっていくのかなという疑問にヒントが
もらえるかと期待して、話を聞いたのでした。



国立国会図書館の長尾館長は、独自のデジタルライブラリ構想を示して、
権利者(作者・出版社)・図書館・図書館の利用者全てが納得できるラインで
お金のやり取りが成立する着地点を、実験して見出したい、とおっしゃっていました。

そのモデルの中に広告主がいて、広告収入も得ちゃおうというのがいいなと思いました。
大きなライブラリになってアクセスも増えれば、立派な収入になりますよね。

とにかくやってみて、うまく行かなければ修正すればいい、とおっしゃってました。
日本でデジタル化が遅れていることに少々焦りさえ感じていらっしゃる
ようにお見受けしました。ほんと、すぐにでもやってみればいいのにと思います。


金先生のお話は、すでに韓国で2000年から始まっているデジタルライブラリーについて
のものでした。途中法改正して問題点を修正しながらしながら、権利者にも
ビジネスとして成り立つように、バランスを整えているようです。

また、デジタルライブラリ構想を前に進めるためにはopt in―outの検討も必要では?
とのことでした。


津田さんの話のなかでびっくりしたのは、CDと比べて本は作るのにお金がかかりすぎるので、
お金がかからず環境への負荷も少ない新素材とかを政策主導で作ってほしいという発言。
おお、新素材の本! 全く考えたことなかったので、目玉飛び出ました。


橋本さんのお話では、著者の印税がもっと高い割合になるモデルが出来ないか、
という意見がありました。著述で生計を立てられる人が増すことは、優れたコンテンツが
多く出てきてこそ成り立つ図書館にとっても重要です。
また、紙媒体だと読者からの反応が少ないが、デジタルだと著者により多くの
フィードバックがあり、その反応によって共進化していける世界は魅力的、とのお話でした。

また、橋本さんは国民の記憶と記録の永久電子アーカイブとして、ネット上の全ての
情報を定期的に記録・保存してほしいとおっしゃっていました。
長尾館長によると、国立国会図書館は法改正も含めてそれを試みたことがあるが、
いかがわしい情報まで残すのか、などの反対意見で頓挫した、との事でした。

これは私見ですが、図書館は右も左も上も下も全部あってこそ。特に国会図書館は
網羅して当たり前だと思うので、そんな意見で実現していないのはとても残念です、ほんま。


講演とか聴きに行くと期せずして沈没してしまうわたくしですが(しかも必ずと言っても
過言ではない)、このフォーラムはとても刺激的で、時間があっという間に過ぎました。
もっと色々なお話を聞きたいと思ったほどです。ほんとです。


わたくしのつまみ食いのような文章とハナクソのような私見よりも、まとまった
twitterの記録をお読みいただくほうがためになりますので、こちら↓もぜひどうぞ。

http://twitter.com/search?q=%23arg_forum%20from%3Anorio_airoplane


ARGにも開催報告のページが出来てます。
http://d.hatena.ne.jp/arg/20090819/1250657825


CNET Japanにも記事が掲載されたようです。
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20398695,00.htm


なお、このフォーラムは書籍化の話もあるようなので、その際は、googleの人たちや、
出版社の人たちがどんなモデルを考えているのかも知りたいです。期待しています。







nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。