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ライブラリーアカデミー第二回です [出版流通]

はい、2010年度ライブラリーアカデミー
出版流通を語る‐電子書籍で図書館が変わる?」コース、
第二回の講師は日本出版販売株式会社(いわゆる「日販」ですね)
経営戦略室長 宮路敬久(みやじ・たかひさ)さんです。

テーマは「紙の本の流通・電子書籍の流通‐出版流通の現場から‐」です。

出版業界全体の動向について説明の後、電子書籍プラットフォームの現状について
お話がありました。Google、Amazonに対抗して日本企業で三つの連合が
出現していると。NTTdocomo・DNP・丸善やジュンク堂など(先日これにbk‐1が
加わると報道がありましたよね)、KDDI・SONY・朝日新聞・凸版、SHARP・CCCという
三つだそうです。

・DNPなどのハイブリッド書店のニュース
http://www.dnp.co.jp/news/1225597_2482.html


また、宮路さんはデバイスの問題は意外と大きくて、例えばipadの次世代型が
出たら、今のipadにダウンロードしたものがそのまま読めるのかはまだ疑問し、
そのような状態では爆発的に広がるのは難しいととのことでした。
また逆に言えばポピュラーなデバイスが出てくれば一気に電子書籍が
普及する可能性もあるとのこと。

また、電子書籍市場が飛躍的に伸びる条件として、
①出版社から紙と電子がほぼ全体タイトル同時に発売される
②「デジタルおたく」だけでなく、一般的に電子書籍専用端末
もしくは汎用端末が普及している
③ダウンロードをどこでも出来る通信環境が整っている
という三条件を示されました。


最初に出版業界全体の状況をお話いただいたときに、本の高い返品率対して
社を上げて取り組んでいるということだったので、その具体的な内容について
お尋ねしてみました。
その取り組みとは、一つにはポスレジでの販売データの管理、他にもポイントカードでの
細かい顧客データの管理・分析や、書店主導で本の事前予約をとったりなどしているそうです。
書店や読者からあがってくる本のニーズに対するデータを一番持っているのは、
出版社ではなく取次だとわたしは思っているので、取次さんがデータを活用して
出版社と書店・読者との橋渡しをすればもっと返品率は下がるのではないかと思います。
書店さんと一緒にやり始めたというこのような取り組みがうまくいってほしいと
切に思います。読者としてもだし、図書館で働くものとしても。
(宮路さんの「確かに取次が“ばらまき過ぎ”だとも言われてます」という
正直な発言があってちょっと驚きました。)


取次の方のお話は今まで一度も聞く機会がなかったので、
とても興味深く伺いました。もっと時間があればいろいろ
詳しく教えていただきたかったです。



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