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ライブラリーアカデミー第三回 [出版流通]

あ、第三回の記事を書く前に年が改まってしまいました。
年末は風邪をひいたりまた風邪をひいたりして更新をさぼってしまいました。
明日は早くも第四回なので、急いで前回の内容をまとめたいと思います。


2010年度ライブラリーアカデミー「出版流通を語る‐電子書籍で図書館が変わる?」
第三回の講師は、CHIグループ株式会社執行役員・ネット戦略統括責任者の服部達也氏です。

CHIの「中期戦略の骨子」は、
1、既存リアル書店事業の収益性向上
2、書店事業をレバレッジにしたハイブリッド型書店の新規立ち上げ
3、収益基盤である文教事業(大学・図書館)でのさらなるシェア向上
だそうです。

1については、ドイツの例を挙げて説明してくださいました。
日本では書店の利益は本の価格の約1%、対するドイツは約10%だそうです。
書店の責任で仕入れたり(多分そこでマージンが日本と違うんですよね、きっと)
書店自らがメディアを作って宣伝したりしているそうで、取次からがんがん送られてくる
日本の配本制度とはかなり違う感じですね(「メディア」についてもっと詳しく聞きたかった…)。
返品率の大きさにより廃棄コストや返品コストがかかり、これを下げれば
利益が上がるのではないか、とのことです。
これをグループあげて、小売主導で構造改革をすすめるのだそうです。
心強い、ほんとここは変わってほしいところです。てか、そろそろ変わらないと
まずいですよね。

2については、ユーザーが自由な手段で本を購入(マルチデバイス×書店、通販、電子書籍)し、
一つのIDで各種せービス形態を横断したメリット(共通会員、ポイント、履歴管理等)を
享受できるサービスを考えているそうです。もうすでにサイトは立ち上がってますね。
それらをこれから一つのIDで利用できるようにしてゆく、と。

hontoのHP↓
http://hon-to.jp/contents/StaticPage.do?html=index

ハイブリッド書店の特徴として、
①「書店での本との出合い」の体験をインターネットで実現
  店舗での創意工夫、書店員のノウハウを活用
②ユーザー同士コミュニケーションプラットフォームの提供
  書店に集まるコアなユーザーへのサービス提供
③書店~通販~電子書籍を連動したネット書棚サービスの実現
  購入すると次々にネット上の本棚に書籍が増えていくサービス
などを考えておられるそうです。


他に、電子書籍の普及では先行するアメリカの主要プレイヤーの動向も
紹介して下さり、興味深く聞きました。

アマゾンではクラウドサービスも始まっていて、購入した電子書籍を
そこに預けられるそうです。そうすればデバイスが変わったらデータが利用できなくなるかも
という問題は解消ですよね。

googleは本の二割までは(どの部分でも)見られるというサービスをアメリカでスタートさせ、
今年には日本でもスタートさせたいという意向だとか。

sonyの端末は、kindleやBARNES&NOBLEのnookと比較すると割高だが、
電子図書館の閲覧端末として使えることが人気の理由になっている、とか。



出版流通に外からの空気が流れ込んでくることで
本格的に変化がもたらされているんだなあと感じました。




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