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第六回 [図書館]


2010年度ライブラリーアカデミー出版流通を語る
電子書籍で図書館が変わる?‐」も、遂に最後の第六回です。
えー、2月6日でしたね、この回があったのは。一ヵ月後に記事を書くってどうかしてます。
忘れてることもあると思いますが、とても印象深いお話だったので
たぶんそこそこ大丈夫なはずです。


第六回の講師は、前回も登場の永江朗氏です。
タイトルは「電子書籍と読者と図書館と」です。

まず、紙の本だけが本じゃない、というお話。
歌→手書き→印刷→電子というように、長い歴史のうえで単に本の概念が拡大しているだけで、
本の本質は変わらないし、一つ新しいものが出ると一つが終わる、というわけではないと。
そこで図書館員が考えなければならないのは、「図書館が扱うものは何なのか?」
ということであると。それを、永江さんは広い概念での「本」だと考えているようです。

人は本を集める、ほとんど本能的に。人類全ての知と情報を集めたい、それを永久に伝えたい、
という「知と情報の共有(共時的に・通事的に)」は、本に関わる人の共通の意思・希望であると。
その見果てぬ夢がデジタルで可能になるかもしれないという、とてつもない時代に
我々は立ち会っているのだと永江さんはおっしゃいます。

一方で、電子図書館は作家や出版社にとって『脅威』だといわれますが、
歴史的に見て図書館は作家や出版社に先立つ存在だ、と永江さんは考えます。
世界で最初の職業作家は馬琴であり、一方で図書館は5000年の歴史を背負っている、と。
そもそも知をビジネスとしてよいのか?というのが永江さんのスタンスのようで、
永江さんは著作権を放棄しているわけではないが、ご自身の著作はほぼ自由に
使ってもよいそうです。それは、知識・情報は全ての人の財産、という考えによるもの。

とはいえ、創作のインセンティブは必要であり、そうなると無料の原則は
絶対か?となります。
例えば博物館と図書館の究極の目的は一緒なのに博物館は有料だったり、
大学図書館のように選抜に受かって入学金を払わないと使えない図書館も実際にあるではないか、
ということですね。なるほどなるほどー。

電子図書館が出来れば、障害者や遠隔地に住む人、図書館に着ていく服がない人など、
より多くの人が読めるようになるし、すぐ読めるようになし、永久保存もできて場所もとらない、と。
(しかも壊れないしなくならないし、図書館員の心の健康にも良いと。ほんとだ!!)
紙の本だけが本ではなく、今までも図書館は色々な資料を収集してきました。
それに、図書館の特性上、つくられたものは収集しなくてはならない、と永江さんはおっしゃいます。
あーそっかー、つくられたものは収集しなくてはならないのかー、と、するっと納得。
納得しながら、「しっかりしろ、図書館員!」と、べちべちほっぺたをたたかれてる気になりました。
もちろん永江さんはジェントルメンなのでそんなことはなさいませんけれども。
歴史をひもといてみれば、なんだかそんなことは当たり前、って気がしてきますねー。


長くなったので、後半はまた次回の更新に書きます。
後半は、電子図書館やそれに関わる図書館員の課題、といった内容です。
なるべく明日、頑張って更新します。












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