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ブルボン小林さんミニトーク&サイン会、行ってきました。 [読書]

2010年6月17日、青山ブックセンター六本木店にて開催された、
ブルボン小林さんのミニトーク&サイン会に行ってきました。
「マンがホニャララ」刊行記念のサイン会です。

・青山ブックセンターイベント報告2010年6月
http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_201006/


ブルボン小林って…。と思われたむきがおありかもしれませんが、
それはすなわち、長嶋有氏です。「ブルボン」あたりに超あやしい感じが
漂っているかもしれませんが、長嶋有氏です。
「夜のゲーム大学3」というイベントに行ったときの記事もご参照下さい。
2009年10月18日のエントリーです。

青山ブックセンター六本木店のちょいとしたスペースで、井戸端会議的な
スタイルで行われましたが、本に囲まれた場所でやるっていうのもなかなか
味があって面白かったです。イベントと全く関係なく本を買いに来たお客さんと
トークショーのお客さんがくちゃっと混じってたりして。

トークショーの後がサイン会で、一人ひとりのお客さんとちゃんと会話して、
サインと、てきとー気味な一言を書き添えて下さいました。あ、悪口じゃありませんよ。

長嶋さんはいつもためらいもなく読者と直接繋がろうとするから、
すごいなーと感心してしまいます。作家と読者っていうと、どうしても
「ミザリー」を第一に連想してしまう私には恐ろしいことに思えて…。
っていう「ミザリー」説を開示したら、一緒に行ってくれたSさんに「古い」って言われた。


そして、青山ブックセンター六本木店ではその時
「田口俊樹さん鴻巣友季子さん堀江敏幸さん 3人の本棚」っていうフェアをやっていました。
わたしは堀江敏幸さんが大好きなのですが、その堀江さんの本棚のテーマが「鳥」で、
川上弘美さんの「真鶴」とか梨木香歩さんの「水辺にて」などを発見して、
お二人も大好きなので、とても嬉しくなったのでした。

梨木さんの最新刊「渡りの足跡」は全編渡り鳥のお話で、その中に出てくる
渡り鳥のたくさん来る湿地、新潟県の「福島潟」にわたしもつい最近行ったばかりなのです
(もっとも梨木さんと違って渡り鳥について何の知識もないもんで、
せっかく色んな渡り鳥を見ても「あ、鳥だ」っていう感想以外持てないんですけどね)。
自分の好きな作家さん同士の意外な「鳥」つながりを発見して、わくわくしました。
堀江さんの本棚には登場していませんでしたが、湯本香樹実さんの「岸辺の旅」にも
渡り鳥が描かれていて、そこにもつながりを勝手に見出してみたり。

そんなわけで、青山ブックセンター六本木店はとっても楽しい場所でした。
あそこの書店員さんとは趣味がかぶってるかも!


あ、「マンがホニャララ」、秀逸です。かなり面白い。マンガ読んでなくても面白い。
《『ドラえもん』は「絵本」を駆逐した》などは、思わず人にしゃべりたくなります。
ああ、「マンガホニャララ」は、一言でいうとマンガの評論?です。


・「マンガホニャララ」 ブルボン小林著 文芸春秋 2010年5月
ISBN978-4-16-372260-3 1143円

・「渡りの足跡」 梨木香歩著 新潮社 2010年4月
ISBN978-4-10-429906-5 1300円

・「岸辺の旅」 湯本香樹実著 文芸春秋 2010年2月
ISBN978-4-16-328980-9 1200円












読書バリアフリー法 [読書]

2009年10月19日の朝日新聞や20日のカレントアウェアネスに、国民読書年に
向けてのイベントやキャッチフレーズの発表があったと記事がありました。


・Asahi.comの記事
http://www.asahi.com/culture/update/1019/TKY200910190375.html

・カレントアウェアネスの記事
http://current.ndl.go.jp/node/14976

カレントアウェアネスからリンクされた「47NEWS」の記事を見て初めて知りました。
「読書バリアフリー法」(案)。いろいろサイトを見ていると、今年に入って設立された
「2010年国民読書年に向けて障害者・高齢者の読書バリアフリーを実現する会」が
中心になって法案の成立を目指して活動しているようです。

・YOMIURI ONLINEの関連記事
http://job.yomiuri.co.jp/news/ne_09081806.htm


・東京文久堂のHP(法案の中身と趣旨がわかります)
http://www.tbunqdo.co.jp/official/news/2009/06/15103105/


国民読書年のイベントとして、「国民読書記念祭典」とか「ブックリボン」とか
色々あるようですが、この法案ももっと取り上げて議論してほしいです。
先述した(9月26日のエントリー)フィンランドの図書館が行っているDyslexiaの
人々へのサービスに関する論文を読んでも分かるのですが、
読書に困難を覚える人の数は、かなりのパーセンテージになると思われます。
自分も年をとって目が悪くなれば確実に読書がしにくくなるのだし、
実効性のあるものになればいいなと思います。


・「学力世界一を支えるフィンランドの図書館」 西川馨編著 2008年5月
教育資料出版会〔発売〕 ISBN978-4-87652-490-7 2940円に所収

「Dyslexiaサービス IFLA大会発表」 原田安啓 p139~144

夜のゲーム大学3、行ってきました [読書]

2009年10月16日(金)、阿佐ヶ谷ロフトAで行われた、
「夜のゲーム大学3」というイベントに行ってきました。

・阿佐ヶ谷ロフトA
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/

・阿佐ヶ谷ロフトA10月のスケジュール
http://www.loft-prj.co.jp/lofta/schedule/lofta.cgi
(イベント紹介と、出演の飯田和敏・米光一成・ブルボン小林各氏のHPへのリンクあります)

「ブルボン小林」とは、長嶋有氏のペンネームで、ゲームや漫画などの評論の仕事は
この名義みたいです(芥川賞作家なのに、あんまり図書館には所蔵されていない気がする、
「ブルボン小林」名義の本。ゲームも今や日本の大切な文化なんだから、
買ったらいいよ図書館、買ったらどうなんだ?)。


このイベント初めて行ったのですが、まず三人で乾杯。その後一人一コマ授業という進行でした。
わたしは、あらゆるアクションゲームにおいて三面より先の世界を体験したことがない、という
かなりの「NURUゲーマー」なので(ゲーマーって言うのもおこがましい)、
このようなコアな感じのイベントは恐れ多いとも思いましたが、長嶋氏の著作のファンであり、
この度発売されたゲーム本がかなり面白かったので、こわごわ参加してみました
(一緒に行ってくれたEさん、ありがとう!)。
しかも他の出演の方々は名だたるクリエイターさんらしい。
「ディシプリン*帝国の誕生」とか、「ぷよぷよ」とかを生み出した人達らしい。
会場にはゲーム業界の方々もかなりいらっしゃいます。やべー場違いも甚だしいよー。


さて、最初は米光さんの授業です。
凄くまじめに、「ゲームの本質とは何か」ということを考える授業でした。
ざっくりまとめると、「ルールに基づいて、生じたジレンマ(例:上空から落とされた
卵がほおっておくと割れる)を解決すべくユーザーがアクションを起こし(例:キャラクターを
操作して卵を拾う)、それにゲームがアクションするというインタラクションが
ループしてゆくのがゲーム(ゲームの基本的な要素は『ルール・ジレンマ・
インタラクション』だそうです)であり、最近は+αな要素(例:グラフィックがとても美しい、とか)が
とても大きくなりつつある。でも、なんかうまく「+α」と滑らかに繋がってない、活かしきれてない
ゲームも多い。そこはどうするかというと、「これからがんばる!」だそうです。
そんな話をもの凄いハイテンションな「授業」形式でされてました。そう、ばんばん客席に
マイクを振るのです(たーすーけーてー)。
久々に「当たりませんように」とお祈りしました。いやー新鮮な味わいですね。


次はブルボン小林氏です。テーマは「ゲームで女子と仲良く遊びたい」的な感じ。
今回発売のゲーム本にもそのようなテーマが度々登場します。
出だしの一言が出色で、「DSとPSPはむしろ不利と知れ!」です!
えー解説すると、携帯ゲーム機は、通信対戦のために向かい合って遊ぶため、
女子との間に邪魔なゲーム機を挟むことになり、その後の展開に支障があるとかないとか
(解説すると不毛だな)。ま、そんな感じで、その後は女子も面白がってくれるであろう
(と氏が思う?)様々な不思議なゲームや小ネタを見せてもらいました。
かなり面白いが、ほんとに女子が喜ぶのかどうかは疑問の残るところです。
翌日、職場の長嶋有ファン(女子)に、「かくかくしかじかなゲームを紹介する男子ははどうかね」
と聞いてみると「それはちょっと…」的な反応。やはりな。氏の作品の中で私の心に最も
響く部分は、人と人が静かにでも深くすれちがってゆく場面なので、何というか、ある意味納得。
会場は楽しく盛り上がってました。

blog2.jpg
↑当日使用のフリップを頂いてきました。名言ですな(え?)!


最後は飯田さんの授業。
ものすごーく圧縮すると、「軍事技術の発達に伴ってコンピュータが発達し、
軍事技術は一方で核爆弾を生み、一方ではゲームを生み出してきた。
我々は核のボタンではなく、ゲーム機のAボタンを押して、日々の小さなフラストレーション
なんかをプチプチとつぶしながら今日平和にこの場に集まっているわけで、
それは素晴らしいことである」と(まるで違ったらほんとごめんなさい)。
ラップでコール&レスポンスしながらの(アルコール含む)授業でした。

文学とか図書館とか、「生き死に」に関わらない仕事をしていると
これってほんとに必要なのか?と(特に公共施設は税金で運営されているし)時に
考えるわけですが、娯楽ってのも生きるモチベーションとして必要であり、
娯楽に接した心の和らぎの積み重ねが今の世界を少しでも良くしているならとても
素晴らしい、ってことかな?と考えてみました(「知る自由」以外にも大事な意義が
ある、と)。


最後には三人おそろいでまた乾杯。結局「ラブプラス」の話で盛り上がり、
「ゲームのイベントに女子を」とか「ゲームの本質」とか、全くもって雲散霧消。
でも、とてもたのしいイベントでした。ゲームに関してはほぼ門外漢なため、
おかしなことを書いている可能性が多分にあります。お許し下さい。


・「ジュ・ゲーム・モア・ノン・プリュ」 ブルボン小林著 ちくま文庫
ISBN978-4-480-42628-4 800円

・「ゲームホニャララ」 ブルボン小林著 エンターブレイン
ISBN978-04-726036-8 1200円



ではまた次回。
















絶対安全剃刀 [読書]

職場の先輩に、高野文子さんの漫画を色々お借りして読んでいます。

「絶対安全剃刀」という作品集を読みましたが、決して新しい作品ではないのに、
どれも今まで読んだことのない漫画だな、と感じます。唯一無二。
刊行から二十五年以上もたつというのに!

私は特に、公正であろう・強くあろうとしてとしてちょっと頑張ってる感じの
女の子を描いた作品には、過去の自分を見るようで(まあ、あくまで
自己イメージですけどね!お前そんなじゃねーだろって声がどこからか
聞こえてきますけれども、幻聴かしら?)何というか、気持ちをつかまれます。
感じているけど言葉になってない気持ちを的確に表現したものを、
読書中に偶然見つけたりするとはっとしますが(よくナンシー関さんの
本を読んで「よくぞ言ってくれた!」と膝を打ってました)、
高野文子さんの作品では、言葉と画と両方で表現されるので強烈です。

新しい作品が読みたいですよねー。今のこの変化の早い世の中を高野さんが
どう感じているのか、是非知りたいです。
私に頼られても迷惑かも知れませんが、「この人がこういうなら大丈夫」っていう、
「生きるうえでの指針」にしたくなる、信頼に足る作家さんだなと思います。

そして、内容が深遠すぎて、浅はかなわたくしにはよく理解できなかった
作品もあることをここに告白せねばなりますまい。
かっこつけてると疲れるので、つい言っちゃいました。


・「絶対安全剃刀 高野文子作品集」  白泉社発行
1982年1月 ISBN978-4-592-76016-0  1,019円







こくみんどくしょねん [読書]

古い話で恐縮ですが、五月五日・こどもの日の朝日新聞一面に、
「2010年は国民読書年です」との文字が。
…知らなかった、何でしょうか?国民読書年。最近は図書館雑誌も
ろくに読まないので、こんなたいそうな世間様の動きも全く気づかず。

ああ、カレントアウェアネスにも掲載されていますね。
http://current.ndl.go.jp/node/7983

こんな記事も、まったく素通りしてました。
http://book.asahi.com/news/TKY200811180308.html

ここにその推進会議が置かれているのですね。
「財団法人 文字・活字文化推進機構」

ふーむ、あまり周辺からこの「国民読書年」に対する声を聞かないのですが、
2010年が近くなれば盛り上がってくるのでしょうか。
なんにせよ、せっかくやるのなら楽しいものになるといいですね。
読書って強制される類のものではないし、長く続けてこそだと思うので、
「決議」とか、大々的なイベントとか、なんとなくイメージしにくいですけども。

シンポジウム・イベント・講座などの具体的な内容は機構のHPにも
見られないようです(まだ早いか)。何か面白そうなものがあれば
参加してみようかなー。



おや、うちのラベンダーちゃんの花芽が…。花が咲かないまま
こころなし茶色く変色しているように見えますが、これは一体?
とても良い香りはするのですが、説明書の写真のような可憐な
花びらは一切ありません。どうしたことでしょうか…。

成長を楽しみにしている大葉は、一部が何者かによって
むしゃむしゃと食べられていますよ!!
敵の姿は確認できず、でもまだ芽はいっぱいあるのでいいかーと
放任しています。万事この調子だからいろんなものが枯れるのでしょうかね。
元気な芽が少なくなってきたら、本気で敵を探さねば!


「ねたあとに」高野文子さん原画展 [読書]

2009年3月25日(水)、直前のエントリーで書いた
高野文子さんの原画展に、職場の先輩と行ってきました。
4月2日までだったので、大急ぎで。


朝日新聞社の社屋のロビー的な小さなスペースに、かわいい
カラーの原画が並んでいました。ソフトな色使いで、ほんとにかわいい!

「ねたあとに」の内容に対する深い理解があるからこその素敵なイラストで、
これが単行本に収録されないのは本当にもったいないと感じました。
「そう、これ!」っていう、核心をつくイラストなのでした。
高野文子さん、すげー。

一緒に見に行った職場の先輩は高野文子さんのファンで、毎日届けられる
夕刊のイラストをとても楽しみにしていたそうです。その気持ち、分かります。うんうん。


その後、「黄色い本 ジャック・チボーという名の友人」と、「棒がいっぽん」を
先輩に借りて読みました(高野作品を読むのは初めて)。

一コマ一コマに意味が込められていて、大事に読みたくなります。
そして、日常のどこをすくい取るか、とか、すくいとったものを読者に
どう手渡すか、とかいうところ、長嶋さんに似ているところがある気がする。
というか、長嶋さんが影響を受けた部分があるのでしょうかね。
トークショーで高野さんのこと「神」って語ってたし。


原画展を見た後は、ロビーにあるドトールで、素敵なイラストに
かこまれつつコーヒーを飲んでおやつを食べたのでした。しあわせ~。

図書館にもカフェとか併設のものがありますが、なんかすすけたところが多い気がする。
それ自体で集客できるような魅力的なカフェに入ってほしいです。

税金で運営されているから地元自治体にあるお店じゃないとまずいのか?
例えばスタバとかドトールなんかの地元と関係のない企業が出店する場合は、
店員は地元の人を雇うとか、条件付ければいけるのでしょうか?


コーヒーを飲みながらそんなことをちらと考えました。
職場にこんなカフェがあったら、毎日仕事帰りに休憩してしまいそうだなー。



・「黄色い本 ジャック・チボーという名の友人」 講談社刊・2002年2月発行
ISBNコード978-4-06-334488-2・税込価格840円

・「棒がいっぽん」マガジンハウス刊・1995年7月発行
ISBNコード 978-4-8387-0613-6・税込価格918円
 上記二点高野文子著

・「ねたあとに」 長嶋有著 朝日新聞出版刊・2009年2月発行
ISBNコード 978-4-02-250531-6・税込価格 1,785円









長嶋有×佐々木敦トークセッション [読書]

2009年3月19日(木)、長嶋有氏の新刊「ねたあとに」刊行記念
『佐々木敦×長嶋有トークセッション 「ねたあとに」をまえに』
atジュンク堂書店新宿店の8階喫茶 に行ってきました。


会場には「goningumi」のメンバーらしき人々や、
よく長嶋小説のモチーフとして登場する長嶋氏のお父さんやおじさんと
思しき人々の姿が。定員40人のちっちゃなイベントなのに、
関係者だらけでちとびっくりしました(ミーハーなので嬉しい)。

この日一番(長嶋氏が)盛り上がりを見せたのは、「ねたあとに」の
中に出てくる「紙相撲」(普通の紙相撲にあらず!!)の星取り表についての話。
父君が最近見つけたもので、当時実際に遊んだ、びっくりするほど
詳細な星取表でした。各部屋に数人の力士が所属していますが、
秀逸なのは「プラモ部屋」の「SR山」。何だ、「SR」って!?

あと、読んでるときは全く気づきませんでしたが、天下の朝日新聞の
連載って事で、筒井康隆・なんと夏目漱石・なんとなんと渡辺淳一
(日経新聞連載の「失楽園」に、ってことらしい)各氏にオマージュが
ささげられているって。ご本人がおっしゃってました。

こんなことばかり書いていますが、小説とか、伝えるってことについて
真剣に語る長嶋氏の姿はかっこいいのです(容姿の問題ではなく)。
「電化製品列伝」を読んでも感じられる、小説に対する真摯な姿勢が
伺えて、「この人はこれからもずっと書いてくれるんだろうなー」と
とても嬉しくなりました。

午後の六時半にスタートし、閉店間際の九時近くまでという結構な
長い時間でしたが、お尻の痛さも忘れる、楽しい時間でした。


そして、連載を彩っていた高野文子さんの原画展が朝日新聞東京本社社屋で
行われています。4月2日まで。行かなきゃ!
大江戸線「築地市場駅」A2出口すぐ、入場無料です。


・「ねたあとに」 朝日新聞出版刊・2009年2月発行
ISBNコード 978-4-02-250531-6・税込価格 1,785円

・「電化製品列伝」 講談社刊・2008年10月発行
ISBNコード 978-4-06-215023-1 税込価格 1,500円



おや、DNPが今度はジュンク堂書店と資本提携とな。








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